喫煙と歯周病
2021年1月12日
皆さんこんにちは✿
今日は喫煙と歯周病についてお話をしていきます。
まず、喫煙と歯周病がなぜ関係しているかというと、タバコには三大有害物質であるニコチン、タール、一酸化炭素を始め約200種類もの様々な有害物質が含まれています。
ニコチンには強力な血管収縮作用があり、歯肉が炎症を起こしても出血が抑えられてしまうため歯周病の症状である”出血”が隠されてしまうので歯周病が気づかないうちに進行して重症化してしまうのです。
タールは歯の露出してしまった根の面に黒褐色に沈着してしまうため見た目が悪く見えてしまいます。何よりもタールは有名な発ガン物質です。
一酸化炭素は、ニコチンとともに身体の免疫細胞の活動を著しく低下させてしまいます。
これらの有害物質の相乗作用により、歯周病は悪化してしまい、治療などをしても術後の経過が不良になります。
禁煙をすることで歯周病のリスクが低下して行くことは研究の結果などでも解っており、歯周病へのかかりやすさは4割も減るのです。
すぐに禁煙をすることは難しいので、まずは少しづつ喫煙回数や本数を徐々に減らしていくことが禁煙への第一歩に繋がると思います☺