ブリッジ取説
2026年6月12日
技工室望月です
私は歯冠補綴物担当の技工士です。
わかりやすく言えば、かぶせ物と言われるものを作っています。
最近は大きなケース(欠損の多い補綴物製作)が多くなっています。
というのも、単冠(1歯)は、ほとんどがCAD/CAMと言われる
コンピューターでの製作物になっているためです。
金属アレルギーや見た目の問題等から、こちらを進めますし、
患者さまも、白い歯を求めているためです。
金属を使わざるを得ないということでなければ、そちらのほうが好まれると思います。
金属を使うしかないというのはどういうことかというと
保険での適応外である場合、あるいは、強度的に厳しいという場合になります。
多くは欠損部位(失われた歯)によって変わってきますが
嚙み合わせなどによっても、違ってきます。
脅かすわけではありませんが、失われた部分を補うブリッジと言われるものは
残存歯の負担が大きくなります。
残っている歯の位置にもよりますが
14本あったのに、今は半分の7本しか残っていないような場合でも、ブリッジは作れます。
ですが、1本にかかる負担は倍になると考えてください。
かぶせ物は壊れないとしても、歯根は悲鳴を上げます。
できるだけ、そういうことにならないように、形態なども考えて作っています。
それでもやはり、残っている歯には負担が大きいです。
また、多くの場合、見える側をレジンで白くしていますから、その部分が飛んでしまったりもします。
科学的結合、物理的結合を駆使して作っていますが、恐ろしく硬いものをかんだり、衝撃などには弱いところがあります。
作る側としては、メンテナンスをしっかりして、長い間、きれいな状態を保って使ってもらいたいと思います。
見た目の回復だけではなく、噛む道具として使うものですから、100パーセント元通りというわけにはいきません。
どうか、大事に使ってください。
できるだけ、長く喜んで使ってもらえるものを、一生懸命に作ります。



