歯の色について
2026年10月24日
技工室望月です。
今日は歯の色についてお話したいと思います。
歯の色を白くするホワイトニングの要望も多く、当医院でも対応させていただいていますが
今日お話するのは、金属裏層前装冠というものです。
私が製作している歯冠補綴物、簡単に言えば、金属のフレームで前面を白くしたものです。
型を取って、次には歯が入りますという段階になって、耳にしたこともあると思いますが、
A3とかA4とか。これは、歯の色を指すものです。
基本の色見本があって、同じ白でも、ガイドによってどの歯に近いかというところで、
色の決定をしています。
歯の色は人によって全く違います。
どうやって作っているのかを、お話したいと思います。
出来上がっている白い歯の製品を貼り付けているだけ、なんてお考えではないですか。
実は、ペースト状のものを何層も盛重ねています。
1層盛るごとに、光を照射して硬化させ、それを繰り返して、盛重ねます。
歯の色は、見てもらうとわかると思いますが、根元、歯肉に近い部分は色が濃く、
先の方に行くに従って、透明度の高い色になります。
これは、歯の厚み、光の透過度など様々な要因がありますが、
基本的に、同一の色ではないということです。
ですから、作る側にしてみると、どの色をどこの部分にどれだけの厚みで盛り付けるかということになります。
厚さと言っても、0.1単位の話です。
おまけに、形態修正が終わって、完成形の艶出しまで終わらないと、完成した色がわかりません。
加えて、材質の違いがあります。
保険で許される盛り上げる材料は、硬質のプラスチックです。歯質とは全く別ものですから、
光の透過度などは全く違います。
難しいとうことばかり書き込んでしまいましたが、そんな中で私たち技工士は、経験を活かして日々努力しています。
できるだけ、患者様に喜んでもらいたいということを考えて作らせてもらっています。
もしも色見本に近い歯であるなら、それなりに近いものはできると思います。
できる限りの努力は惜しみません。
白い色になったというだけではない喜びになるように頑張っていこうと思います。



