クラスプの話
2020年12月15日
こんにちは、歯科技工の深瀬です
クラスプとは、部分入れ歯を支えるための金物で、大きく分けて、
ワイヤークラスプと、キャストクラスプとがあります。
ワイヤークラスプ = 0.9~1.0㎜のワイヤーを歯面に合わせ屈曲していくもので維持力はキャストクラスプに比べると弱いです。
キャストクラスプ = 鋳型を作り金属を溶かして鋳込むもので歯の形にしっかり
沿わせることができるので維持力は強いです。
鋳型を作り金属を溶かして鋳込むもので歯の形にしっかり
沿わせることができるので維持力は強いです。
どちらが良いかとは言い難いのですが、クラスプをかける歯牙の状態や形体によります
当医院では、歯科医師と技工士とで、患者さんの口腔内や模型を見て設計をたてます。
しっかと歯には維持力強いキャストクラスプが良いのですが、使用する金属にもよりますが、
長い間には歯牙が緩みまず、出来れば、食事でも外れない程度の維持力持もたせた弾力性の
あるワイヤークラスプの方が歯に優しいです。
患者さんとって、よりベストの設計たて制作しております