“リンゴをかじると歯茎から血が出ませんか？“
2021年2月26日
ずいぶん前のTVコマーシャルで流れていた文句です。
歯を抜かなければならない、ぐらぐらになって抜けてしまう、というような深刻な状態にならないように、歯と歯茎を大事にしましょうというものです。そのためには・・・ということなのですが、時代は変わっても、人間がいきなり進化するわけではありませんから、今でも十分通用することです。しかしながら、歯科の世界はもう少し先に進んでいます。虫歯になったら歯医者に行く、痛みが取れたらそれでいい、というものではありません。
広告は時代の最先端をいきます。意図的に時代の流行りを作ったりすることもあるかもしれませんが、流行に乗っかって製品の魅力を引き上げるのではないでしょうか。歯科においては、突拍子もないところで流行を作り出すようなことはできません。本当に必要なものでなければ、流行にはなりえません。病気になったら直すということではなく、ならないようにする、そんなところに移行しているように思います。歯は食べるため？もちろん大事なことですが、それだけではありません。
市場調査隊出動！ドラッグストアに走ります。目につく単語は、歯周病、プラーク、白、輝く、消費者が求めるものが並びます。何を選べばいいのか？難しいと思うくらいにたくさんの種類があります。ただ汚れを落とせればそれでいいという感じではなくなってきています。知識ある人は、内容まで詳しく見たりするのではないでしょうか。
オーラルケア製品で、歯科医院でなければ扱っていないものがあるということはご存知ですか。勘違いされると困るのですが、市販されているものが悪いわけではありません。当医院においては、歯科衛生士というプロフェッショナルが、何人もいます。ご相談いただければ、患者様に合ったものを、説明しておすすめできます。気軽に相談してもらいたい、そう思っています。治療用とは別に、歯科衛生士専用ユニットも3台あります。治療ではないけれど歯科医院に行くということが、普通のことになっています。実は、私も、衛生士さんに相談に乗ってもらったりすることもあります。頼りになるスタッフが近くにいるんです。自分に最適な最先端は、歯科医院にあります。技工士；望月でした。