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入れ歯の由来

2022年2月12日

日本での入れ歯の由来は、およそ450年前の室町末期に女性が使用したと思われる木製の入れ歯が発見され、これが現存する世界最古の入れ歯と言われています。江戸時代には、入れ歯づくりを専業にする入れ歯師が誕生し、徳川将軍綱吉の剣術指南役であった柳生宗冬の木の入れ歯を彫ったと言われる小野玄入などの名人がいました。入れ歯師は、木の仏像を彫る仏師や根付師など木彫の技術を持った職人が転業したそうです。日本の木の入れ歯は、蜜蝋で顎の型を採り、あごに吸いつく技術で作られていました。食紅であたりを確認しながら調整をくりかえしたようです。江戸時代に木の入れ歯を入れていた有名人には、本居宣長、杉田玄白、滝沢馬琴、柳生宗冬などがいます。ちなみに、このころの海外の入れ歯は審美的なものでしかなく、咀嚼できるものではなかったそうです。これこそ、日本の物作りの原点かもしれませんね。